すき家 Day

本日8/18(土)、わがFC東京はホーム味の素スタジアムでvs大宮アルディージャ戦、『すき家 Day』というスポンサーイベントが開催されました。
試合終了後、funaboristaは社長に会って、株式会社ゼンショーとのスポンサー契約に関して、自分の考えを書いたお手紙を渡してきました。
(と書くとずいぶんと“おおごと”のようですが、阿久根社長はいつも試合前・試合後に出入口付近でサポーターと握手していますので、実は試合を見に来れば誰でも社長に会えるのです。)


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東京フットボールクラブ株式会社              2012年8月18日
代表取締役社長 阿久根 謙司 様 




はじめまして。
SOCIOナンバー○○○○ の □□□□ と申します。

本日8/18(土)『すき家 Day』にあたり、FC東京サポーターとして一言申し上げたく、お手紙を書かせていただきました。


クラブ経営にとって、スポンサーは大切な収入の柱の一つであることは、私も十分に理解しているつもりです。
しかしそれと同時に、サポーターにとってのスポンサーとは「一緒に夢を見る仲間」でもあります。
その「一緒に夢を見る仲間」として、「株式会社ゼンショー」は、果たしてふさわしい相手なのでしょうか。


社長もご存知かと思いますが、株式会社ゼンショーは、現在労働裁判中です。
そしてその裁判でゼンショー側は、原告の元従業員に対して「従業員との契約は業務委託であり、そもそも労働者として雇用していない。」という非常識かつ卑劣な主張を展開しております。
そして、裁判所からの再三にわたる和解勧告も現在まで一貫して無視し続けています。
最近では和民同様「ブラック企業の代表格」として、TVでもちらほらと報道されるようになりました。
(先日行われた第一回ブラック企業大賞では見事?「ありえないで賞」を受賞しました)


私は2011年、SOCIOを継続していません。
これは、J2に落ちたから、ではありません。
私事になりますが、2010年に勤務先からの「派遣切り」にあいました。
転職先を探すのは大変な困難で、しばらくの間はダブルワークでギリギリその日その日をしのぐような生活でした。
そんなわけで、発売期間中に25000円程の現金が用意できなかったのです。
なんとか生活も持ち直し、今年はSOCIO復活できましたが、決して余裕があるというわけではありません。


私のようなFC東京サポーターは決して少なくない、いや、非正規雇用の割合が高い東京という場所柄、想像以上に多いと考えられます。
「労働力を安く買い叩くことを企業の原動力としている」株式会社ゼンショーとのスポンサー契約は、彼らたちの目にいったいどう映ったでしょうか。
そして、いまだにスタジアムに足を運んだことのない、多くの「潜在的FC東京ファン」に対して、このスポンサー契約は果たして有効だったのでしょうか。


実は、株式会社ゼンショーがスポンサーになった時、それを理由に「FC東京をボイコットしよう」というツイートが流れました。
その時は世間的な関心が薄く、特に盛り上がりを見せずに終わりましたが、今後裁判の進展とともに、報道等でゼンショーの実態が報道されるにつれ、また同じようなツイートが流れることは十分に考えられます。


「強く 愛されるチームをめざして」


私にも、将来子供をつくって、その子供もSOCIOになって、一緒にスタジアムへ来るという夢があります。
そのとき子供には、FC東京のすべてを「胸を張って」紹介したい。
そして、一緒に「強く 愛して」いきたいのです。
その「子供を産み、育てる」ということも、やはり仕事が安定してこそ安心してできるものなのだと思います。


株式会社ゼンショーとのスポンサー契約につきましては、来期以降は考え直していただきますよう、是非ともお願い申し上げます。
なお私、□□□□は、株式会社ゼンショーのスポンサー契約が継続されている間、来年以降のSOCIOは継続しない考えでおります。


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ちなみに試合の結果ですが・・・0-1で負けましたort